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Channel: 私はUNTIL FTMによるコラム
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オンナものの名刺

会社員生活1日目が本格的に始まった。同期とのランチを済ませ、私は自分の机に向かった。あらためて見る社内。社員のいるスペースは20畳くらいだ。私の横には5つ上のオトコの上司が、そして私の前には10歳ほど離れたオトコのプロデュサーが座っている。 『視界の中にオトコが2人もいる・・・』 父親以外とこんなに長く同じ空間に座っているのは小学校の卒業式ぶりではないだろうか?...

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ニューヨーク一人旅

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洞穴と憧れの黒肌

肉体改造に明け暮れたあの頃、新たに始めたことは脱・色白だった。おもちのように白く、カラダを焼いても赤くなって終わってしまう私にとって、こんがり小麦色の肌は憧れだった。女も男も“クロがかっこいい”と言われていた90年代前半。サーファー雑誌がコンビニに溢れてたっけ。ただでさえ、男にしては“華奢”なカラダをさらに貧弱に見せる白い肌。少しでもマッチョなカラダに近づくべく、私は日焼け街道を進む決心をした。...

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”俺”と言ってみるわたし

ひしぶぶりこコラム・・・キーボードを打つ手が震える。ただいまお腹にぶるぶると振動するマシーンを装着しながら久しぶりのコラムを書いていいる。あっ!また同じ字を2度打ってしまった。...

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あなたは女?それとも男?

「あなたは女? それとも男?」そう聞かれる度に、「私はアンティル!」と答えてきた。 性同一性しょう害がポピュラーな“しょう害”となり、“FTM”または“私はアンティル”という説明の仕方がもっともしっくりきている昨今だが、世の中には「私はアンティル!」では通じない局面がいろいろある。...

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アンティルのお正月

人は変われるのだろうか? 2012年1月、そんなことを考えながら過ごしている。このコラムを通し自分の生き方を 辿って、今の自分と比べてみるとなぜだか昔の自分が懐かしい。社会の中に入れなくて、外側でSEXに明け暮れていた頃と、社会の中に入り込み生きる私。その2人の私は明らかに違う。自分の言葉を口から発することができなくなっているような気がするのだ。...

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検便

自分のうんちをコップに入れたことがありますか? 昨年私は常夏の国タイで休暇をとっていた。久しぶりの休日で身も心も弾んでいた。その島は別名ココナッツアイランド。ヤシの実と、どこまでも続く青い海が私を非日常の世界へと運んでくれた。 ホテルにはプールがあった。少し太り気味の私は、このバカンスでダイエットしようと毎朝500mを泳ぐことを目標にした。誰もいない朝日の中のプール。...

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カムバックホーム

あのうんちはどうすればよかったのか? 今でもその謎は解けない。サーティーワンのカップアイスのようになったそのコップを持って看護士は明るい日差しの中にある廊下を掛けていく。笑い声と 羞恥心で満ちた部屋で私はベットに潜り込む。 41度オーバーの熱が冷めずに、嘔吐を繰り返す私は、明日には退院できる!と信じながら点滴と薬に身をまかせていた。...

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知りすぎる指先。正直すぎる膣。膣の中って不思議。

25年前私は考えていた。それはペニスのない私がセックスを考えあぐねた日々。 “カラダの部分で一番挿入に適している部位はどこなんだろう???” 『足の指の方が適しているんじゃないか? いや待て! やはり足の指じゃ失礼だろう』 『柔らかくも固くもなる舌がいいんじゃないか? 筋肉を鍛えて細やかで大胆な動きができるようにしよう。いや!長さが足りない。それにクンニとの違いがわかり難い』...

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アマゾンズ

彼女達と出会ってない歳月より、彼女達と出会ってからの年月が遥に長くなった私と彼女達。10人前後の同い年グループの私達の結束は、卒業して、それぞれが就職した頃に結ばれた。旅行に飲み会にクリスマスパーティー・・・いろんな所に行き、話し、笑った。私達のグループの名前はアマゾンズ。今ではそのネーミングの理由は薮の中だ。...

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ヴォイテックとワタシ

「アンティルってクマに似てるね」 そう言われることは少なくない。時にそれはシロクマの写真だったり、何かのキャラクターだったり、動物園のツキノワグマだったり・・・。 先日もこんなことがあった。ヴォイテックという名の熊と私が生き写しのようだというのだ。ヴォイテックは第二次世界大戦時にポーランド軍の一員として...

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世にも恐ろしい老化現象

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FTMの死

乳房切除手術を受けたFTMが死亡したというニュースを新聞で知った。去年の5月、新宿の病院で21歳の方が手術中に亡くなったという。原因はなんだったのか、それを伝えるNEWSはなく、あまりに時間が経ちすぎてからの報道に違和感を感じずにはいられなかった。聞いた話によれば、この事件(あえて事故ではなく事件とさせていただく)を埋もれさせてはいけないと声を上げた人々の力が発表を後押ししたようだ。...

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わたしは偽物・・・?

先日、海外から友達がやって来た。日本で会うのは初めてだ。その友達と数人の日本人女子との会話はお酒に煽られ、新たな議題へと移っていった。 議題:“アンティルの存在における違和感” 「私の国にはアンティルのような男はいない」 横にいる日本人も答える 「日本にもいない」 結局、私は世界的に珍しい“男”であると結論付けられた。 この場にいる人達すべてが、私が女として生まれてきたことを知らない。...

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アンティルの進化論

先日、海外から友達がやって来た。日本で会うのは初めてだ。その友達と数人の日本人女子との会話はお酒に煽られ、新たな議題へと移っていった。 議題:“アンティルの存在における違和感” 「私の国にはアンティルのような男はいない」 横にいる日本人も答える 「日本にもいない」 結局、私は世界的に珍しい“男”であると結論付けられた。 この場にいる人達すべてが、私が女として生まれてきたことを知らない。...

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